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INTERVIEW

超個性派集団、M.S.S Projectが10周年の集大成となるアルバム『M.S.S.Period』をリリース!

INTERVIEW

 2009年9月からニコニコ動画にゲーム実況などの投稿を開始、膨大な再生数を叩きだすまでになったM.S.S Project。
M.S.S Projectとは、FB777、KIKKUN-MK-II、あろまほっと、eoheohの4人からなるゲーム実況・音楽制作ユニットである。実況で展開されるメンバー4人の軽快なトークはもちろん、楽曲制作にも精力的に取り組み、エンタメ要素満載のライブを通して多くのファンをつかんできた。
他に類を見ないユニークな活動を続けてきた結果、2017年2月には日本武道館公演を、その後、横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナといった大規模会場でのライブも制覇。大成功を収めてきた。
今年の5月には横浜スタジアムでの公演も予定されていたが、新型コロナウィルスの影響で中止となったのは残念でならない。だが、4月22日には最新アルバム『M.S.S.Period』をリリース! 
音源でその存在感をみせつけてくれそうだ。
さっそくアルバムの内容について、メンバー4人に話を聞いた。

「eoheohのテーマ」は、ライブでも盛り上がってくれたらいいなと思う(eoheoh)

——ニューアルバム『M.S.S.Period』ですが、タイトルに入っている“Period”という言葉には“時代”という意味もありますよね。グループが10周年を迎えたタイミングを象徴しているのかと思ったんですが……。

FB777:あ、その通りです! 僕ら10周年を迎えるということで、集大成という意味を込めて“Period”という言葉をつけました。ここで一旦、区切りをつけて、また気持ちも新たに頑張ってこうかと。まぁ、集大成ということで、MSSPのカオス具合というか、ごった煮具合がマックスに高まったアルバムだと思ってます。

——ごった煮というか、個性豊かな皆さんの色が浮かびまくっていると思いますよ。でも、バラバラな個性でありながら、アルバムには一体感を感じますよ。

FB777:ホントですか? それは深読みだと思いますよ(笑)。ただ、言ってしまえば、アルバムはライブで表現することを前提としているので、そこに統一感が出たんですかね。とはいえ、相変わらず好きに作ってます!

——じゃあ、曲もそれぞれが自由に持ってくるというスタイルで?

FB777:そうです!

KIKKUN-MK-II:特に話し合ったりとかはしないですね。それぞれが曲を持ってきて、そのまま疑問を持たずにレコーディングする感じです。

——そんな中で印象に残っているのが、eoheohさんが担当した「eoheohのテーマ」なんですよね。すごくキャッチーな曲なので驚きました。

eoheoh:もともと“アルバムに入ったらいいな”っていうメロディーの曲をいくつか考えてまして。で、それを作った時に歌詞も入れ込んでたんです。その時点では「eoheohのテーマ」っていう内容じゃなかったんですけど、制作中に「これ、“eoheohのテーマ”でいいんじゃない?」っていうことになったんですよ。それでちょっと歌詞の方向を修正して作りました。何か、自分で自分の曲を作るのはすごく違和感がありましたけど、まぁいいやって感じで。

——しかも、前向きな気持ちになるポップな仕上がりですよね。

FB777:いや~、すごくいい曲だと思います!

eoheoh:ポップな曲になっているので、ライブでも盛り上がってくれたらいいなって。

——お客さんが盛り上がっている光景が浮かびます。

FB777:ぶっちゃけ、僕とかKIKKUNは、こういう曲を作るのが苦手なんですよ。

KIKKUN-MK-II:そうだね~。僕ら陽キャじゃないんで(苦笑)。僕とFBは陰キャが染みついているんですよ。もともとダークネスな曲が好きだしね。

FB777:確かに僕ら、マイナー調の曲が好きですから。

——でも、おふたりはあまり陰キャには見えないんですが……。

KIKKUN-MK-II:いやもう完全に陰キャですね。パーティー会場なんかに行ったら、僕とかFBは隅っこで座ってるタイプですよ。

FB777:そうそう。だから、eoheohが明るい曲を持ってきてくれるとすごく助かるね。

KIKKUN-MK-II:もうeoheohは天才だと思いますよ!

eoheoh:テキトーなことを(苦笑)。

——いやいや、新しい血が入るということはいいことだと思いますよ。こうなってくると、あろまさん(=あろまほっと)も刺激を受けられたのでは?

あろまほっと:いや、僕は音楽に全然興味がないので……。

全員:爆笑。

FB777:あろまに聞いてもムダですよ(爆笑)。

——そ、そうですか?(食い下がる)。では、eoheohさんの曲を聴いた感想などはいかがですか?

あろまほっと:いや~、聴いてないです(即答)。

全員:爆笑。

eoheoh:そういうヤツです(笑)。

——なるほど(笑)。

「M.S.S.Period」は、Periodに期間・区切りという意味があるので、10周年でひと区切りして、僕らがNext Phaseにいくっていう意味が込められているんです(FB777)

——ところで、先ほども各自が自由に曲を作っているとおっしゃってましたが、1曲目のインスト曲「Grand Cross」はKIKKUNさん(=KIKKUN-MK-II)作曲ですね。ハードロックテイストがあるのは、やはり“らしい”なと思いました。

KIKKUN-MK-II:特に意識しているわけではないんですけど、昔からメタルを中心に洋楽をよく聴いていたんですよ。そういう部分が、知らず知らずのうちに出ているのかもしれないです。あと、この曲では初めて7弦ギター主体で曲を作ったんです。7弦で出る低音の響きが「Grand Cross」っていうタイトルに合うなと思いました。そうしたら、FBの作った「SOUTHERN X」(サザンクロス)のタイトルとかぶるっていうね(苦笑)。

FB777:「SOUTHERN X」は最初、インスト曲だったんでけど、制作中にボーカルをのっけてみたら面白くなるんじゃないかなってなって。ただ、海外の超絶技巧派っぽい楽曲をイメージしているので、ボーカルがメインの曲ではないんです。まぁ、それがアルバムの中では異色の存在になっていると思いますけどね。

——FBさんの曲はKIKKUNさんとは対照的に、テクノやEDMの影響を感じさせますよね。ただ、2曲目の「Metal Slasher Slayers Players」は、タイトルも結構ハードなので、KIKKUNさんに寄せてきたのかと……。

FB777:実はその曲、僕的にはちょっとギャグテイストが入ってるんですよね(笑)。

——え? ギャグなんですか?

FB777:去年、クリスマスのライブで大喜利をした時に、“MSSP”って本当はどういう意味なのかと……。

eoheoh:何の略かっていうやつですね。

FB777:そうそう! で、僕がそこでギャグで書いた答えを、そのままタイトルにしたんです。カッコいいけど文法間違ってない?みたいなやつですね(笑)。そういうカッコいいけど、ちょっとダサい曲が出来上がったんで、じゃあこのタイトルしかないだろうと。僕はある程度、曲が出来たらタイトルをつけちゃうタイプなんで。

——そんな想いがあったとは(笑)。

FB777:この曲にはこのタイトルがピッタリでしたね。歌詞も、とにかく熱い言葉を書いたれ!みたいな感じでつけました。さすがにやり過ぎだろうってくらい熱い言葉を書いているので、あとはみんなと合唱できたらなと。それもあって、わざと熱い感じに仕上げてます。でも、ライブではいい感じで盛り上がると思いますよ。

——まさに遊び心の妙ですね! では、せっかくなのでメンバーの皆さんからの押し曲を教えていただいてもよろしいでしょうか?

KIKKUN-MK-II:やっぱり「Bio GORIllA」ですね! あれははずせないかなぁ。

——確かアルバムの最後に収録された「無駄トーク8」でも語ってましたね!

KIKKUN-MK-II:まず、「Bio GORIllA」っていうタイトルを見た時にドカンときたんです(笑)。その時はまだ曲を聴いてなかったんですけど、「えっ? “バイオゴリラ?”って何?」って思って(笑)。タイトルのインパクトがすご過ぎて、なかなか曲を聴く気にならなかったですからね(笑)。

——確かにどんな曲がくるのかと思いました。でも、聴いてみたら非常にFBさんらしい曲だなぁと。

FB777:結局、そうなりました(苦笑)。

KIKKUN-MK-II:タイトルはどう考えてもギャグだけどね(笑)。

FB777:実は10年くらい前からネット上でバイオゴリラのネタはあったんですよ。バイオゴリラがジャングルの掟に従って現代人を裁くっていうね。それで、曲がある程度出来上がった時に、“この曲はバイオゴリラの方向性で作っていこう”と。だから、僕も今回のアルバムで一番好きな曲は「Bio GORIllA」です(笑)。

eoheoh:言われてみれば“ゴリラ”感はあるよね、曲に(笑)。

FB777:あと、僕ってカッコいい曲にカッコいいタイトルをつけるのがあまり好きじゃないんで(笑)。

KIKKUN-MK-II:疲れた時に聴くのがオススメですね、これは!

eoheoh:僕は「Drive a Go! Go!」あたりが好きですね。何ていうか……ちょっとバカっぽいところが(苦笑)。

全員:爆笑。

KIKKUN-MK-II:そうですね(笑)。「Drive a Go! Go!」は簡単に言うとミニ四駆の曲なんです。最初はドライブしている時のノリノリ感を出そうと思って作ったんですけど、何か自分達らしくないなと。僕ら、車にほとんど乗らないし、免許がなかったり、ペーパードライバーのメンバーばかりなんでね。だったら、自分達が好きなミニ四駆をテーマにした曲を作ろうかなって。ただ、歌詞を見ただけだと、そこまでミニ四駆っぽくはないじゃないですか。だから、先にミニ四駆がイメージだっていうのを知ってもらった上で聴いてもらえると、そのアホっぽさが伝わると思いますよ。絶対ベンツには乗ってないなって感じじゃないですか(笑)。

FB777:ないね~(笑)。しかもMSSPにしては明るい曲ですから貴重だしね。

——ちなみにeoheohさんはもう1曲、曲を書いているんですよね。14曲目の「Colors」ですが、こちらも非常にポップに仕上がってますね。

FB777:僕とKIKKUNにはない色のメロディーの曲を持ってきてくれるんですよね。どポップスな曲なんで、ホントに助かります。

eoheoh:曲を作るって言っても僕自身はベーシックなメロディーを考えて、歌詞を書くぐらいなんですけど、この曲はちょっとバラード寄りなんですよね。「eoheohのテーマ」は僕がボーカルでしたけど、「Colors」はメンバー4人で歌えるようにして、お客さんも参加できるような曲になりました。「Colors」っていうタイトルには4人の色っていう意味も入っているので。

FB777:いいですよね。ライブを組み立てていく上でも必要な曲だと思いますよ。

——あと個人的に気になったのは「World of Silver 」で初音ミクをフィーチャリングしている部分ですかね。曲調として初音ミクの声がしっくりきたという感じでしょうか?

FB777:タイトルとか歌詞とかラップ部分のことを考えたら、初音ミクが一番合ってるんじゃないかなって思ったんです。たぶん、今回のアルバムのごった煮感にひと役かっている曲だと思いますね。昔はよく初音ミクを使っていたんですけど、最近は僕ら自身が歌うことが多くなりましたから。でも、ここで初音ミクを持ってくることで、集大成らしさが出せてるかなとは思います。

——あろまさんは?

あろまほっと:曲を聴いてないのでわからないです。残念ながら(笑)。

全員:爆笑。

FB777:再度言いますけど、あろまに聞いてもムダですよ(笑)。

——手強いですね(苦笑)。で、アルバム最後には、「M.S.S.Period」というアルバムタイトルと同名の曲でシメとなるわけですが、ライブのエンディングを思わせるような明るいな曲調ですね。

FB777:曲調もスタンダードなロックテイストの曲ですし、最後はこういう形でシメたいなと思いました。

——歌詞も前向きな内容だし、すごく染みますね。

FB777:最初に言った通り、この作品は10周年のひと区切りではあるんです。「M.S.S.Period」はPeriodに期間・区切りという意味があるので、一度ここでカチッと締めて、また新しく進んでいこうと。僕らはNext Phaseにいくよっていう意味合いが込められてるんですよね。そんな思いもこの曲には入っているんですよ。

——今後がどうなるか気になります。

FB777:その前に、5月23日の横浜スタジアム公演が中止になったのは 残念でしたけど、機会があればまたああいう大きな会場でライブしたいとも思ってますし、また何かしら新しい要素を加えたいと考えてます。なので、「Next Phase」については期待していただいて欲しいですね。もちろん、今回リリースするアルバムの曲もまた改めてライブで披露していくと思いますので、楽しみにしていてください!

【取材・文:海江敦士】

My recommendation spot in Japan

FB777
☆スープカレー
まさに日本ならではの食べ物じゃないですか? たぶん僕の地元の北海道が発祥だと思います。日本人でも知っている人はあまりいないかもしれないけど、日本独特の食べ物でもあるし、海外の方にもおいしいから食べてもらいたいですね。僕らもスープカレーは大好きです!

KIKKUN-MK-II
☆SUSHIとTEMPURA
両方フツーに好きです! ちなみに、僕らは地元が北海道なんですけど、北海道は回転寿司のコスパがいいんです!

あろまほっと
☆レトルト食品
海外にもたくさんあると思いますけど、ご飯パックでもクオリティー高いですからね。コンビニでも普通に買えるし、どんなレトルト食品でも間違いなくおいしい! 家庭の味がかなり再現されてるんじゃないかな。

eoheoh
☆京都
京都は好きなんで、これまで5回くらい行ってるんですよ。特に鳥居が好きで、千本鳥居(伏見稲荷大社)は京都に行ったら必ず見に行ってます。ああいう場所って、日本にしかない風景だと思うので、機会があったらぜひ見て欲しいですね。

ALBUM


M.S.S Project
『M.S.S.Period』
MSSP-1009

2,800円(+税)

2020年4月22日発売

https://ch.nicovideo.jp/mssp